水田を畑地に転換
今まで水稲を作っていた17aの水田を、野菜を栽培するための畑地に転換することにしました。
水田は、水を溜めるための固い耕盤層あるので、その耕盤層を破壊して野菜の根が伸びやすいようにします。
重機などで破砕するには相当の手間と経費がかかるので、根の伸長が強くて耕盤破砕能力が高く、土壌の排水性、通気性が高い緑肥作物のソルガムを栽培することにしました。
種を蒔きやすくするためにトラクターで土を細かく砕き、手動式散粒機を使って種を均一に蒔きました。
5月に種を蒔いたら、8月には草丈1メートルほどに伸びたので、圃場の有機物量を増やすために一度刈り倒して再伸長させることにしました。
年末に、ソルガムが枯れてきたので、トラクターのバック耕耘で土際からなぎ倒して越冬しました。
私は今まで、微生物農法・炭素循環農法・有機栽培・不耕起栽培・半不耕起栽培など色々チャレンジしてきました。
昨年、「これから先、肥料も農薬も使わない自然栽培をやっていこう」と決めていたので、まず第一段階の圃場つくりから始めました。
木村秋則さんの「自然栽培ひとすじに」、のと里山農業塾の「自然栽培の手引き」、竹内考功さんの「はじめての自然菜園」、「コンパニオンプランツの野菜づくり」などを参考にしました。
昨年末になぎ倒していたソルガムが密生再伸長して、少しは耕盤破砕ができたのではないかと思ってウネつくりを始めてみました。
ウネつくり
私が参考にした自然栽培の本の中では、マルチを張る方法と張らない方法とありましたが、以前、マルチを張らないで草マルチだけで栽培した時に、周りの草に圧倒されてお手上げ状態になったので、今回はマルチを張って、植穴を大きく開ける私流の方法を試してみることにしました。
穴あけには、たまたま家に有った亜鉛系の煙突の廃管(直径20cm)に刻みを入れて、ビニールマルチの穴あけに使ってみました。
この穴あけ器で直径20cmの穴を開けて、更にハサミで大きくすることもやってみました。
草マルチ
定植したブロッコリーの株元に、カッターで細かく刻んだソルガムと雑草の混じったものを草マルチとして撒いていきます。
その上に、米ぬかと菜種かすを1対1で混ぜたものをパラパラ程度に撒きます。
これは肥料としてではなく、撒いた草マルチを分解する微生物のエサの役目になります。
分解を促進するために、この上を草マルチで覆っていきます。
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